【社長Blog】土俵をまちがえるな!

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2018年 7月 3日 (火) ニュース&プレスリリース, 社長ブログ by Akira Tsuchiya

初代 iPhone が発売されて11年。
世界の情報革命は一気に進んだ。
大型コンピューターしかなかった時代に、一家に一台のコンピューター、コンピューターを家庭に!でしのぎを削った、アップルとマイクロソフト。
そこから、
コンピューターを家庭の外に、家庭以外のどこでもコンピューター、外出中にコンピューターで、今もしのぎを削る、iphone(アップル)とアンドロイド(グーグル)。
ITの主戦場は刻一刻と変化している。
要するにマーケット(土俵)はどんどん変わっているということだ。
PCの時代、アップルとマイクロソフト+CPUのインテル連合がその主戦場にいた。
「インテル入ってる」、のCMに知られた企業だ。
今、その主戦場がスマホに移り、マイクロソフトのwindows phoneもインテルも見る影もない。
その次代、インテルとしのぎを削っていたAMD、インテルの廉価版、薬で言うところのジェネリックのような商品を得意としてインテルに立ち向かっていた。
そのような時代は過去のものとなり、インテルもAMDも話を聞かなくなった。
主戦場ではない戦場で戦ってもしかたないのだ。
主たる戦場をどうとらまえるか?
いまやその主戦場はスマホ。
インテルもAMDもスマホ用のCPU作りに出遅れた。
今の戦いは、iphone  とアンドロイド(グーグル+CPUのクアルコム)だ。
スマホ用のCPUを開発し続けてきた、ベンチャー企業のクアルコムは2012年にはインテルの時価総額を抜いた。
ITの主戦場は大きく変わった。
マーケット 土俵はどんどん変化していく。
今、サービス業や飲食業の主戦場は間違いなく世界だ。
人工の減少、働き手確保の問題、人件費高騰、2重3重の苦しみの中で戦うよりも
移りゆく主戦場で戦ったほうがよいのではないか?
今のまま、日本で粛々と経営して強豪と戦い続ける戦略は、先のIT業界のPCの土俵に似てはいないか?
時代の先読み マーケットをいかに読んでいくか、その中で如何に戦うかが重要
土俵(戦場)を読み間違うとマイクロソフトであり、インテルになる。
今は、スマホの市場(サービスや飲食でいうところの世界)で戦うべきだ。
今その主戦場で戦っている主力選手たちは残念ながら海外スタートの飲食企業、サービス企業たち。
英国スタートのYO sushi,wagamamaはEUや米国、中東までも席巻している。
中国スタートのminiso はアジアから世界へ進出し始めた。
日本の回転寿司、居酒屋、100均企業は世界を主戦場に戦っているだろうか?
経営者の思考の主軸がどこにあるかで変わる。
その次代、次の時代の波を読み切れるかどうかが企業成長の鍵だ。
経営者の仕事は大きな戦略立案と人材教育と教えられた。
イノベーションのジレンマはどこにでもある
成功企業は過去の成功要因に浸り切る。
過去の成功(成長)要因が将来の衰退要因であることを理解できない。
上記のマイクロソフトとインテルはイノベーションのジレンマに陥った。
過去の成功要因が新しいチャレンジをためらわせた。
まだもっとそのまま行けるのではないか?
まだまだスマホのマーケットはPCのマーケットを抜かない。
いろんな思考があったのだろう。
結果、完全にスマホマーケットの対応に出遅れた。
今こそ、その成功要因を捨て去ってゼロベースで世界と戦うときが来ている気がしてならない。
世界が評価している、日本食、質の高いサービスというマーケットを日本企業が凌駕するために。
AssentiaHoldings,Inc.
Akira Tsuchiya

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