円安・資源高には「知の輸出」変わる貿易構造

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2022年 4月 21日 (木) ニュース&プレスリリース by nobu

日経新聞の2022年4月21日朝刊7面に掲題の記事が「Deep Insight」に掲載された、私どもは、我が意を得たり!という思いで拝読した。

私どもが、兼ねてより主張しているのが、「成熟した日本において、世界から一目を置かれている日本の文化・食・サービスなどを知識産業化し、知的財産として輸出しましょう」「具体的にはあらゆるモノ・サービスを知識産業化しロイヤルティ収入が得られるようなフランチャイズやライセンスにしましょう」というものだ。

私どもの試算では、ロイヤルティ収入だけで年間20兆円以上の市場規模は十分にあるというものだ。(別の回でレポートします)

 

コロナ禍に始まった物流の混乱、気候変動要因の食糧価格高騰、世界最大の穀倉地区ウクライナの危機、各種資源高、それに加えて円安というダブル・トリプルどころではない5つのマイナス要素が重なって日本企業を襲っている。

業種業態によって、その影響の度合いや深刻さは異なるモノの、「知識産業化して海外へ」と考えると、このマイナス要素はプラスにもなる。

前年比全品1~2割引きの日本

円安だけを取ってみても昨年同時期のドル円相場は108円だった。それが128~129円(4月20日)。つまり海外から日本円1万円のものを買う場合はUSD92.59だったものがUSD78.12と15%Offという計算になる。

加盟金500万円のフランチャイズなら、加盟金が15%オフになったということと、日本から送られている食材代金も全部15%オフということだ。勿論為替だから

世界一安い人件費の日本 世界の工場復権!?

そして人件費の安さも世界一水準だ。これは過去30年、日本の大卒初任給が殆ど上昇しておらず、他方、インドネシア等でも平均年率6%程度の上昇をしている。年率6%で人件費が上昇するとどうなるか?12年で2倍になる。

基礎教育をしっかり受け、礼儀正しい日本人が、世界一安い価格で仕事をしてくれるというのが日本となってきている。

これは決して悪い話ではない。思い出していただきたい。かつて日本が世界と肩を並べるレベルへ押しあがって行った要因は、明治の時期も戦後も、勤勉日本人による世界の工場化が鍵であった。今は、そのテーマを世界の人が一目を置くテーマにシフトするだけの話である。

ビジネスデザインファーム Business Design Firm

私どもは、自社のビジネスをBusiness Design Firmと定義している。どんな業種業界の企業であっても、その企業が保有する様々な商品・テクノロジーを分析し、最適な知識産業化をご指南している。

フランチャイズだけではない、ライセンス化や、製造技術移管、特許販売など多岐に亘る。

更に、私どもは、それら知的財産をお金に換えることまでやって見せるというのが、特徴だ。

円安・資源高には「知の輸出」=貴社のビジネスも貴社の知的財産を輸出して、新しいビジネスモデルを模索する段階ではないだろうか?

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