ネットは五感を超えるか?

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2009年 10月 4日 (日) 社長ブログ by Akira Tsuchiya

 

人間の持つ五感、聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚は、神が人類に与え賜うた最高の財産だ。

ネットは、この五感をバーチャルによって越えていこうとしている。

聴覚  音を聞くこと

その場所でリアルに音を聞くのではなくて、遠隔地にある音を聞くことができるもの。

それはラジオ。

アメリカにおいて ラジオ聴講者が5000万人に達するのには38年かかった。

遠隔の音を聞くことができるようになった。バーチャルな技術がそれを可能にした。

視覚  物をみること

直接にものをみるのでなくて、遠隔地にあるものを見ること、その器具。

それはテレビ。

アメリカにおいて テレビ視聴者が5000万人に達するのに13年かかった。

遠隔の物を見ることができるようになった。バーチャルな技術がそれを可能にした。

嗅覚  物の香りを嗅ぐこと

2年ほど前にフランスのTV会社がにおいの出るTVを開発した。

テレビでカレーが映っているとカレーの匂いを出す器具を開発した。

バーチャルな技術が嗅覚をリモート化した。

触覚  物を触った感覚

遠隔医療が進化している。

専用の光ファイバーを敷設し遠隔地からメスを動かすことができるというすぐれものだ。

ネットを使い遠隔操作ですべてのものを離れたところから操作できる時代がやってくる。

A病院でみた網膜の状態を100km離れたB病院でリアルに見れる状態。

視覚のバーチャル化だ。

ネットは急速に世界を変えている。

アメリカで5000万人に浸透するまでの期間は何と5年である。

味覚  ものを味わう感覚

この分野はまだネットがリアルを超えていない。今後の課題分野か?

このように今までの生活の範囲がリアルからバーチャルに広がることによって

その活動範囲が拡張している。

ガイアの夜明けで遠隔治療の特集を組んでいた。

最高の名医が執刀する。直接的にではなくてネットを使ってバーチャルに執刀する。

これが示すことは何か?答えは簡単。

学習塾もそうである。ネットを使った講義が行われている。

東京の著名な予備校の先生の講義が沖縄にいても北海道にいても聴講できる。

教える能力のない先生から地元で学ぶよりよっぽど価値がある。

素晴らしいことだ。

これが示していることは明確。

能力のある人間はどんどんバーチャルに仕事が集まり、

能力のない人間にはバーチャル化により仕事をとられるということだ。

ダニエル・ピンクの「ハイコンセプト」という本にその詳細が記述されている。

ネットが浸透すればどこにいても全世界から最高の学問と最高の医療技術と最高の弁護士に

教えを請うことが可能になる。

IBMのコマーシャルにこんなものがあった。

ヒマラヤ麓に住んでいる子供が学びたくても学べない。当然、昼間は親と一緒に酪農だ。

その子供がネットを使って都心の有名な学校と同じくらいの学問を

学ぶことができるというものだ。

学問をありがとう。知的好奇心をネットが充足した。

ネットは進化すればするほど人間の生活を豊かにする。

それをどう使うかは人類次第だ。

ネットを使って便利にしたいもの、そこに大きな社会的貢献とビジネスチャンスがある。

アセンティア・ホールディングス
Assentia Holdings,Inc.

土屋 晃 Akira Tsuchiya

 


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