訪日フランス人が選んだ、満足した日本食1位が!!

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2017年 10月 20日 (金) ニュース&プレスリリース by nobu

訪日観光客消費動向調査 速報分析 2017年10月20日

毎度毎度の訪日観光客消費動向調査。四半期に一度報告されるこのデータ。

推移を見るといろいろ気づくことがある。

 

既にこの調査で、来日して「一番満足した料理」の1位が寿司ではなくラーメンになったことは何度か報告している。

そもそも、満足した料理1位の座を寿司がラーメンに奪われた理由を、

「中間層が多数来日するようになったこと」を挙げる知識人は多い。

これまでの訪日旅行は、ビジネス客や比較的富裕層の来日であり、その人たちは有名寿司店を訪れる。結果、寿司屋に対する満足度は高まる。

一方、ここ近年の訪日客の激増は従来の富裕層の来日ではなく、明らかに中間層が激増している。中間層にとっては日本の有名寿司店は敷居が高く、敷居の低いラーメン店を利用することが増え、かつ自国に存在するラーメン店との比較において、日本のラーメン店の存在大大満足をし、アンケートに記載しているのだという推測である。

 

中間層の消費行動の変化が、このアンケートにも現れるというのである。確かに一理ある。

 

しかし、その傾向が国ごとに多少の変化が生じ始めているので、今回はそのことにフォーカスしてレポートしたい。

 

 

 

タイ:寿司の復権

タイ人の訪日数は、2016年に年間90万人を突破。前年比二けたの伸びを続けている。タイ人の訪日における満足した日本食1位が、昨年度のラーメンから、今年1~9月の速報数値では、寿司に戻っているのである。

タイには日本の北陸のラーメンチェーンの「8番ラーメン」が古くから進出し、もはやタイのバンコクでは知らないタイ人がいないほどに浸透しきっている。

また、バンコクを中心に、タイではASEANの中でシンガポールに追いつけ追い越せの政策を打ち出している。そして事実成長を続けている。

その中でタイからの旅行者の所得がじわじわ上昇し、気軽なラーメン店から、寿司店へシフトしているのではないか?という推測である。

ASEAN各国の中間層の所得上昇と、満足する日本食の関係に関しては、今後も要注意だと痛感した。

 

 

フランス、アメリカの異変

 

満足した料理の回答の1位に変化が起きたのはタイだけではなかった。

美食の国フランスにも変化が起きた。そしてアメリカにもだ。

前述のタイなどASEANや東アジアからの訪日客の男女比は、女性が圧倒的に多い。特に若い女性の訪日が目立つの特徴であるのに対し、

ヨーロッパやアメリカからの訪日は、男性が中心となっている。

 

 

このグラフは、入管データをもとにしているので、観光だけではなくすべての入国者をデータとしている。

 

このフランスやアメリカで何の変化が起きたかというと、いずれの国も初めて「満足した料理1位」の座が寿司からラーメンに変わったのである。

初めての変化である。

 

今までヨーロッパの人たちにとっては、ラーメンは食べにくい食事の代表格であった。

ヌードルin スープという食事は無いし、箸は上手に使えないし・・・それが、この変化である。

フランス・パリやアメリカ・NYに出店している一風堂の影響も少なからずある。

現地の一風堂のラーメン単価は、約2000円。

日本に来ると半値以下で美味しいラーメンがたくさんある。

そういう影響だろうか?

 

アジアやASEAN地区のラーメンに対する見方と、

ヨーロッパやアメリカにとってのラーメンの見方は明らかに違うが、ついに双方の国からの観光客の満足する日本食1位にラーメンが登場する時代になった。

 

 

今後の動向に注目をしたい。


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