目に見えないもの。

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2009年 10月 15日 (木) 社長ブログ by Akira Tsuchiya

テレビ番組の中で、できるだけ録画してでも見るようにしている番組は、

ガイアの夜明け、カンブリア宮殿、情熱大陸、ワールドビジネスサテライトだ。

経済関連が多いが、どれも非常に面白い。

それ以外の番組はほとんど見ない。

ニュースはよく見る。ほとんどがNHKだ。

子供の頃、父がNHKばかりをよく見ていた。

この放送局、何が面白いんだろうとよく思った。

この歳になり、NHKの面白さがわかる。年をとったということか。。。

カンブリア宮殿は、村上龍と小池栄子が一企業、一経営者に対して

焦点を絞り、じっくりと話を聞く番組だ。

ジャンルを問わずいろいろな業界の経営者が放映される。

いつも、思うことがある。

終わった後に「なるほど!」と思うときと、「そうなんだけどなー」と思うとき。

何が違うのか。最近わかった。

企業ではなく、インタビューを受ける経営者の違いだ。

村上龍がいつも最後にこう質問する。

・あなたにとって人生の成功とは?

・何のために仕事をするのか?

この回答によって、自分の中で違和感のある人とない人が別れる。

何が違うのか?

過去に多くの経営者に会ってきた。

自分が23歳の若造の頃に会った経営者も上場した後に会った経営者も。

自分も大きく成長し、人を見る目も肥えてきた。

感じること。

異論はあると思うが、

それは、創業経営者かサラリーマン経営者かの違いだ。

サラリーマン経営者には商品の知識、会社の知識、経営のスキルや知識を語れても、

人生を語れない経営者が多い。

本来の起業はそこからスタートだ。そこを経験していないから語れない。

サラリーマン経営者でも素晴らしい人はたくさんいるが、

本気で人生を語れる人はあまりいないように思う。

人生を語れるか?

それが目に見えないオーラとなって、人に伝わる。

以前に「言霊」の話を書いた。

紙に書いてあることを読んでも言葉は人に伝わらない。

一文字一文字間違いなく読んでも心は伝わらない。

そこに魂がないから。

経営者が社員の前で朝礼をするとき、「読」んではだめだ。

「語」らないと思いは人に伝わらない。

昨今、「読む」経営者が多い。「読む」政治家が多い。

「語る」経営者、「語る」政治家が世に出て初めて社会は変わる。

自分自身にも言い聞かせて。

 

アセンティア・ホールディングス
土屋 晃

Assentia Holdings,Inc.
Akira Tsuchiya


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