【社長Blog】日本の飲食やFCビジネスは世界を目指せるか?

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2017年 2月 5日 (日) ニュース&プレスリリース, 社長ブログ by Akira Tsuchiya

まずはフランチャイズビジネスについて、

フランチャイズビジネスはアメリカでスタートしたビジネスモデルであり世界中にその輪を広げている。

フランチャイズマーケット世界1位のアメリカと2位の日本。
その両方で業務した人間として思うのは、

アメリカと日本のフランチャイズシステムはベースボールと野球ほどの差があるということ。

日本の特異性。
その最たるものは、加盟店の属性。

日本以外の殆どの国でフランチャイズ加盟店になるのはほとんどが個人。
その個人が10店舗展開して「法人成り」することはよくあること。
その後、その企業自体が商品(マルチユニットFC)となり、法人自体が売買されることも数多くある。

ただ日本のように全くの異業種の法人企業がフランチャイズに加盟して、企業成長させるというのは世界的にもまれ。

これは前職(ベンチャー・リンク)の企業が作った世界でも稀有なビジネススキーム。

当時はわからなかったことが、今アメリカのフランチャイズもアジアのフランチャイズも経験してよくわかる。

弊社のアドバンテージは、その業務のみを25年やってきたということ。
FC本部の創業期からビジネススキームを企画し、仮説を立て、検証して、繰り返し繰り返し金脈が見つかるまで、掘り続けてきたということ。
コアのノウハウを創り続けてきたという自信と信念。

日本のこの特異なフランチャイズを更に進化させて、世界にPush outしていく。

世界に進出しているフランチャイズの殆どがアメリカスタートのフランチャイズだ。
マクドナルド、ケンタッキー、スターバックス、サブウェイ、バーガーキング。
飲食業だけでも、そのほとんどがアメリカスタート。

何故か?

アメリカは「知識を売る」ことの意味も、そのメリットもよくわかっている。
「知識産業」

アメリカが世界で牛耳っている業界3つ。
1、金融(ファイナンス)
2、情報産業(IT)
3、フランチャイズ

これらに共通するのは、「知識産業」

知識を売ることに長けるアメリカ。
そうでない日本。。。

アジアの公的機関も、それに気付き始めている。
自国のフランチャイズを世界に売ることの意義。それに気付き始めている。

そして飲食ビジネス。
25年近く日本で「フランチャイズ」と「飮食」に携わってきた。

そしてこの5年、海外を見てきた。

思うのは、まだまだ日本の食も伸びる要素があるということ。

世界にある日本食店舗は、ここ数年加速度的に伸びている。

世界には88,700店舗の日本食、和食があるという。

ただ実際に日本人が経営している店舗は5%に満たない。

なぜか?

世界は日本の食を求めているが、誰も世界に出ていかないので、ローカル達が見よう見まねで日本食を展開する。

それが悪いわけではない。裾野がどんどん広がるのは良いこと。

フュージョンと言われる日本食もその一つだ。

円安の効果や、ビザ免除等のインバウンドに対する取り組みで、日本への観光客がようやく2,000万人を越えた。

世界から見るとまだまだ少ないけど。。。

世界から来日する目的の中に必ず入るのが、

「日本食を食べたい!」

そうして観光客は本物の日本食を食べることになる。

彼らは、今まで自国で食べてきた、なんちゃって日本食に辟易して「本当の日本食」を食べたくなる。

自国に帰っても。必ずそうなる。

また、JETROが世界の人々に調査した「自国の料理以外で食べたい料理は何か?」

という質問に対しては、一番人気の高い料理はナント、

「日本食!」

フレンチでも中華でも、イタリアンでもなく、日本食。

追い風!

日本の本物の日本食を提供する企業にとっては追い風!

上りのエスカレーターに乗るか、乗らないか。

それは企業次第、社長次第。

世界のニーズから考えると、日本食は日本最大の輸出産業になる可能性がある。

日本の食ビジネスはそんな産業分野です!

だから、

日本食 ✕ フランチャイズ

この2つの業界を世界にPush Outしていく。

そんなことやっています!

AssentiaHoldings,Inc.
Akira Tsuchiya


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