川を上れ、海を渡れ② 日本で行っていない事業をゼロから海外で!

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2017年 4月 14日 (金) ニュース&プレスリリース by nobu

(Nail it! Tokyoの場合)
「上海での事業を開始して6年。この間に驚いたのは化粧っ気の全く無かった中国人女性がみるみる綺麗になってく、お洒落をするようになっていくのに、とてつもないパワーを感じたんです」

バンコクでNail it!TOKYOを展開する栗原社長は、この事業分野に参入したきっかけを振り返る。

全くの新分野への参入

栗原社長は、日本で人事や総務管轄に特化した企業向けイベントの会社として創業し、その後人事から営業までの企業活動全般のマーケティングやイベントに強みのある企業を経営。社会人になってから一貫してB to B事業しか携わってこなかった栗原社長。転機となった上海進出もまた、B to Bの日本の顧客企業の中国進出にあわせて、本業のマーケティングやイベントをB to Bで展開するために、上海に会社を興した。

しかし、進出した翌年、ご存知の尖閣諸島問題勃発。みるみる中国ビジネスには暗雲がかかり、日本企業向けのB to Bビジネスは大きな打撃を受け始める。そこで冒頭のような女性が綺麗になっていく変化を感じていた栗原社長は、当時日本で流行していたネイルサロンを上海で開業。ヒットを飛ばすが、似たような店が雨後のたけのこ状態となり、あっという間に価格競争。そこで次にはまつ毛エクステも導入するが、女性向け市場は、市場が大きく魅力的ゆえに次々新規参入が出てきて差別化を維持するのが困難であると感じていた。

 

「成長するのは分かっているが、分かっているがゆえに競争が激しい。」
これを回避する手段を得なければ、この分野での成長は難しい。

 

展示会での出会い

どうすれば解決できるのか?
栗原社長はヒントを展示会に求めた。
日頃は出展者側として関わる展示会を、逆の立場で活用する。世界中のこの分野の展示会を調べ上げ実際に足を運んで手に入れたものがその後の展開の鍵となる秘密兵器となった「自動ネイルプリントマシン」であった。

「この秘密兵器があれば行ける!」栗原社長は確信を持った。そして狙うべきマーケットは上海の後を追う国だと定め、リサーチして選んだのがタイであった。
現在は軍事政権下であるものの、立憲君主制国家であり、親日でもある。女性の美意識も旺盛で、そもそも「美的センスはアジア一」との声もある。
バンコク都市部のGDPが年100万円というのも上海の以前の状況に重なる分がある。そして「秘密兵器」のタイでの独占権利を取得した。

 

差別化要素の獲得

そして栗原社長の運命を決定づけるのが「駅ナカ立地」という着眼であった。

タイのバンコクで展開を決めた後、市場調査で市内を動き回るのに便利なのがバンコクの高架鉄道BTS。まだ路線数は少ないが計画ではどんどん延伸しており、東京の私鉄並みの乗降客数がある。そしてBTSの駅ナカには銀行ATM,外貨両替、携帯ショップなど様々な店がある。その中に格安床屋のQBハウスがあるのを見かけた。
「これだ!」運命的な出会いだった。

BTSの「駅ナカ立地でのネイルショップ」のスタートであった。通常BTSの駅ナカショップの立地確保には大変な手続きが必要なのだが、運良く栗原社長の築いた人脈が奏功し、BTSの最初の物件、「チョンノンシー」を確保。2015年10月に一号店のオープンにこぎつける。

 

栗原社長がアセンティア・ホールディングスと出会ったのは、秘密兵器の独占契約と、BTSチョンノンシー駅出店が確定した頃。

「直営数店舗を経営した後にフランチャイズ化も考えたい」という相談であった。アセンティア社長の土屋は「最初からFC化を大前提で準備を進め、その上で判断すべき」と提案。しかも「日本企業をフランチャイズ加盟店とする」という提案であった。

栗原社長が「直営数店舗を展開してから」と考えていたのには理由がある。それはタイ人をFC加盟店にするということを大前提に考えていたからだ。直営店を幾ら上手に経営したところで、日本人の経営感覚によるものであり、現場スタッフはともかく経営者をタイ人でも出来るようにするには、相当の準備が必要だ。だから時間がかかる・・・という大前提での考えであった。

アセンティアの提案は、日本でフランチャイズ加盟店としての経験の十分にある企業に対して、「新しい業態を新しいマーケットで」行う事業提案である。フランチャイズ加盟店経営の経験豊富な企業であれば様々な安心感がある。何しろ日本語でコミュニケーションをし、日本語で契約も出来るのだ。

 

アセンティアサイドも直営一号店オープンの約40日後に店舗を視察し、確証を得たという。

 

(実際に体験、超緻密な図柄が52秒でプリントされた。柄は緻密さを確認するためと、私はしばらく付けたままにしておくためにこの地味な柄にしました)

「BTSに乗ると、OLさんの9割は、髪を染め化粧をしているのに爪は何もしていない」「日本と違っておしゃれに寛容で、銀行員でもネイルOKという状況」からもこの事業のタイ、バンコクでの成功に確信を持った。事実開業初月から営業黒字を実現していた。

そして、5月に第1回の視察ツアーを開催することとなった。

 

Nail it! Tokyoの視察ツアーについて、または資料請求はこちらのURLへお願いします。

https://ws.formzu.net/fgen/S89894610/


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