速報:訪日外国人消費動向調査2018年前半

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2018年 7月 24日 (火) ニュース&プレスリリース by nobu

訪日外国人消費動向調査 分析速報

 

2018年上半期6ケ月の訪日外国人の来日数は前年同期比15.5%増の1590万人と過去最高を更新。

消費額も前年同期比9.2%増の2兆2,345億円とこれまた過去最高を更新しました。

 

順調に増え続ける訪日外国人。

顕著になってきているのが、

・リピーターの存在

・そして、東京以外の地方都市への着実な訪問

です。

 

改めて、私たちは、観光ビジネスを真剣に学び、自社の事業を強化するために、または新規事業として取り組みを開始すべきだと痛感します。

 

私どもは2015年から日本政府・観光庁が発表する「訪日外国人消費動向調査」を独自視点で分析をして参りました。

その視点は、

1)日本で外食はじめサービス業を運営する側にとっての視点

2)日本に観光に来ている方々の評価が、海外における日本食・日本サービスの可能性を察する指標になるという視点

です。

 

2015年に初めて分析をしたときに驚いたのが、日本を訪れる外国人の日本に期待することの第1位が、寺社仏閣や景勝地ではなく、「日本食を食べること」であったことです。しかも他を寄せ付けぬ圧倒的第1位名のです。

私たちが海外旅行をするときに、どれだけの方が、ハワイに期待すること、韓国に期待すること、台湾に期待することの第1位を食事にするでしょうか?

私たちが知る以上に、日本の食文化に対する海外の評価が高いということについて、理解しなければなりません。

このことは、日本でビジネスをする上でも、海外進出する上でも決定的に重要なことです。

 

誰も求めていないものを一生懸命売り込むことと、皆が求めていると分かっているものを売り込むことでは、その難易度も手法も全く違うのです。

そして、求められているからこそ、「先行者メリット」も大きいのは事実です。

 

京都にFIRE Ramenこと「麺ばか一代」さんがいらっしゃいます。

外国人の来店が非常に多く、海外でこの店をやらせてほしいと言われているということからのご相談が最初の出会いでした。

30代の創業者の息子さんが、いち早く外国人観光客に自店が話題になっていることを察知し、いち早く外国人観光客向けにFacebookやTrip Advisorを活用し、認知を高めていきました。結果、2017年に日本政府観光局が作ったインバウンド向けの日本紹介の動画の中にFIRE Ramenが登場するのです。十分な先行者メリットを得ていると言えます。

 

海外においても然りです。

中国でラーメンと言えば「味千ラーメン」

インドネシアでは「博多一幸舎」

何れもいち早く、その市場に参入し一気呵成に店舗を広め、地域の中ではラーメンの代名詞となっているお店です。

 

 

訪日外国人消費動向調査分析(2018年1~3月分の分析)

さて、今回、「訪日外国人消費動向調査」の4~6月のデータ速報と、1~3月の詳細分析結果が発表されました。

私が注目してチェックしているデータに、

「一番満足した日本での飲食は何でしたか?」という設問があります。

回答は自由回答で回答結果を

・寿司

・ラーメン

・そば・うどん

・肉料理

・魚料理

・小麦粉料理

・その他日本料理

・外国の料理

・その他料理

・菓子類

・果物

・酒

・その他食料品・飲料

と分類して分析しているものです。

 

 

ラーメン、寿司の異変

 

3年前の発表データでしたから、2014年(1~12月期)に初めて「ラーメン」が1位の座を勝ち取りました。

そして3年間1位を継続していたのですが、今年、その序列に変化が現れそうな気配が第一四半期(2018年1~3月期)から始まっています。

 

ラーメンの一位からの陥落です。実は1位から3位まで転げ落ちました。

(好きな日本食2018年1~3月)

 

代わりに1位の座を奪い取ったのが、「肉料理」(焼肉、しゃぶしゃぶ、ステーキ、ハンバーグ)です。

 

世界的な肉ブームの影響なのか?細かく分析をしていく必要がありますが、事実として1~3月期の分析結果では肉が1位、魚料理(刺身など)が2位、ラーメンが3位、寿司は何と4位という実績となりました。

 

昨年2017年の同時期1~3月、昨年一年、今回の1~3月の好きな日本食の回答状況の変化をグラフ化しますと、下図のようになります。

(好きな日本食推移)

 

この観光庁の消費動向調査は十分なサンプル数を持ったアンケートであるとは言え、国籍の偏りによっての変化等様々な調整要素があり、結果で一喜一憂する必要な無いものだと思います。

しかし、傾向として捉えたときに、幾つかの気づきがあるのではないかと思います。

 

更に、この情報を国別に表すと更に興味深い変化が見て取れます。細かくは語りませんが、統計データは可能な限り「推移」で見ると沢山の発見が出てまいります。

 

(国別推移:ラーメンにマーカー)

 

アセンティア・ホールディングスでは引き続き、訪日外国人消費動向調査を独自視点で分析を続けてまいります。

 

 


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