自戒の念を込めて。(店長=聖職者!)

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2009年 12月 17日 (木) 社長ブログ by Akira Tsuchiya

プライム・リンク代表時にFC報に書いた内容です。

現在展開しているビジネスで再度思うところあり、書きしたためます。

 

1、良い店長の仕事とは?

《ビジョンをしっかり持っている》

SVが訪問し店舗理念についてお話させて頂いているかと思います。

店長が店舗をどうしたいのか?どんな理念で運営したいのか?

ということが決まっていないと良い店舗経営はできません。

こんな店舗にしたいという強烈な店長の意識が店舗やパートナーを動かします。

またそれは店長によって影響を受けたパートナーが顧客に影響する原動力になっていきます。

その思いは顧客の心に響き、そしてその結果固定客が増えていくのだと思います。

 

《ミッションが明確に浸透している》

会社に対する、オーナー様に対する、パートナーに対する使命感がどれほど大きく持っているか?

4000万円以上の初期投資をかけて作っている店舗です。

如何にミッションと責任感を持って運営しているかが店舗の数字にもでてきます。

会社に対する、オーナーに対する使命感、責任感を強く持ってほしいと思います。

 

2、店長は経営者

オーナー様と数字について対等に話せますか?

店長は一企業を任されているというイメージで運営にあたってほしいと思います。

TMシートは日々入力いただいていると思いますが、毎日店舗にかかる経費がいくら位なのか把握していますでしょうか?リース料は減価償却は?

オーナー様から店舗に電話があって「昨日までの累計売上と累計利益はいくら?本日段階で予算対比では何%?」と電話があったときにすぐに回答できますか?

「ちょっと待ってください」といってパソコンを見て返答していませんか?

数字に対する感覚は日々の意識付けが非常に大切です。

提出しないといけないからTMをつけるのではなく、積極的に意識的にTMを分析して自店の状況をきちんと把握してください。

そこから自店の次の施策がでてくるのだと思います。

 

3、店長は聖職者

《パートナーに対して、店長は聖職者?》

どんな場所で仕事するかということは、パートナーの人生に大きな影響を与えます。

そのパートナーの仕事に対する価値観が大きく変わってしまうのです。

店長は非常に大きな影響力を持っていると言わざるを得ません。

パートナーに自分の考えを理解いただくのに特別な能力は必要ありません。

店長が自分のすべてをさらけ出して、自分の身内のようにパートナー教育にあたっていくと店舗が変わってきます。

 

弊社で東京と大阪でそれぞれ月に2回づつ行っておりますパートナー懇親会(私とパートナーの会)で使用しているテキストを以下に抜粋します。

 

「感動の源泉はなんなのか?ということを最近良く考えます。

感動の源泉は人によって様々だと思うのですが、アプローチされる側(感動を受ける側)の心のあり方、受け方だと最近考えています。同じ環境でも、同じ状態でも受ける人によって感動の大きさも違えば感動の深さも違うのです。

同じ映画をみても、涙をぼろぼろ流してなく人もいれば、ケロッとしている人もいる。

何故こんなことが起こるのかといえば、やはり受ける側の感受性、姿勢なのです。

そのように考えると

人を感動させるのは相手の人間的なもの(感受性)を向上させていくプロセスなのかなと

思います。気付きを得にくい人にも、サービスと気付きを得られるようなアプローチでそ

の人を幸せにしてあげる。

このような気付きを得にくい人ほど感動受けたときの喜びは反動もあって非常に大きいは

ずです。

人に影響し、人を幸せな気分にさせる、喜ばせる。

 

まさしくプライム・リンクの店舗は舞台です。社員やクルー全員が男優、女優で顧客に感

動を与えていく。ただし一方通行のアプローチではなくて顧客とコミュニケーションし

ながら、感動を形成し共有していく。

映画を見た後も、舞台を見た後もすがすがしい素直な感動がありますよね。

顧客にそんな気分になってもらい、店舗でのひとときをすごして頂いて帰っていただく。

きっとまた来たいとおもいますよね。

 

プライム・リンクの理念は“感動共有”ですから主観的に見た場合、自分自身の人間的な

ものも高められなければ相手と共有できません。

共有するという意味はそういうことです。提供するのではなく共有するためには自分の人

格も高めていないと共有できないのです。

 

自分も相手も人格的なもの、人間的なものを双方が高めていく過程が、この感動を共有

ようという中にあるのではないかと思います。

自分の人格形成を行いながら、他人の人格形成のお手伝いをする、他人の人生に良い意味で影響できる人間になる。

 

おもしろい仕事ですよ。プライム・リンクの仕事は。」

 

といったものです。

 

一期一会で、何かの縁で牛角の店舗で仕事をしていただくわけですから、パートナーがい

つの日か、

「自分が牛角でバイトしていたあの大学3年の時に一番人生の勉強をしたな!!」

といわれるような店舗にしたいですね。

牛角での仕事はパートナーの人間性や人格を作っていく非常にやりがいのある仕事だと思います。

 

アルバイトをして頂いている間だけ付き合えば良いという考えからは、良い店舗風土は決

して生まれないでしょう。

 

人生の究極の目的は「社会に如何に貢献するか?」です。

自分たちの業務が如何に社会貢献しているか?

 

を店長自ら理解し、咀嚼してパートナーに浸透させているかどうかです。

パートナーがそれを真に理解したときにパートナーが自発的に、そして積極的に業務に取

り組むという素晴らしい店舗風土が出来上がります。

 

 

《ヒューマンスキルで客を呼ぶ》

上記のような考えで店長がパートナーに接していくと個々のパートナーのヒューマンス

キルが向上してきます。

入ったばかりのパートナーには勿論オペレーション教育も必要ですが、人間教育(生き方

の教育)みたいなものを店長が行っていくようになると非常に強い組織風土が出来上がる

ように思います。店長が仕事に対する姿勢や生き様をしっかりと見せてください。

以前にも話をしましたが、“頭”と同じように“心”も鍛えていかないと素晴らしいヒューマンスキルは醸成できません。

人間力で人を呼べるような店舗を全国に作っていきたいと思います。

 

といったものです。

 

パートナーに対する姿勢、再考です。

 

 

アセンティア・ホールディングス

土屋 晃

Assentia Holdings,Inc.

Akira Tsuchiya

 


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