動機善なりや、私心なかりしか。

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2011年 7月 22日 (金) 社長ブログ by Akira Tsuchiya

有名な、京セラ創業者 稲盛会長の言葉だ。

事業に参入する時、常に自分自身に問いかける。 『動機善なりや、私心なかりしか』と。

この言葉を聞くたびに思い出すのは、我が母校の創設者、新島 襄の言葉だ。

『私心を抱くべからず。小利を営むべからず。真理のために、他者のために、自分を捨てわが身を捧げよ。諸君は、全世界の中でもっとも重要な責任ある人間なり』

今より130年前のこの言葉を唱えた。

同じ京都であることを考えると、稲盛会長の言葉に大きな影響を与えていることと思う。

私が同志社大学に入った理由は一つ。

『良心の全身に充満したる丈夫の起こり来たらんことを』 この碑に惚れたからであり、
同じ志の人間が集まる社(やしろ)という学校名に憧れたからだ。
だから一浪してまで入った。

高校や大学を選ぶ際、ナンバー1だから、ナンバー2だからというだけで

学校を選ぶと悲劇だ。

その学校の、校風、理念、創始者の思想を見極めて選ぶべきであって、順位だけで
選ぶべきでない。

順位だけで入った学校や組織に、なんの思い入れもない。持てない。

企業もそうだ。

創業者の思い、企業文化、理念、会社の思想を理解して会社を選ぶべきで、
業界ナンバー1だから、ナンバー2だからと言って企業を選ぶと不幸だ。

会社で仕事をする意義が、『私の会社は業界ナンバー1だから』
という自己満足の世界で終わる。

それよりも、わたしはこの会社のココに憧れて入ったんです。こうやって会社を通して
やりたいことがあるんです!

と自信を持って言える部分がないと、毎日が時間の浪費であり、会社が人生のかけがえのない時間の対価に給料をもらうだけの場所に成り下がる。

社員が自分会社の理念を語れるのは美しい。

すごい幸せなことだ。
理念に惚れて、理念と共に仕事ができ、自己の成長を、社員と共に切磋琢磨できる場所。

そんな会社が素晴らしい。 滅多にあるもんではない。そんな会社。

自分の会社がそうであったなら、その文化を大事にしてほしい。

お題目の理念ではなく。創業者が心からそう願った理念。

大事です。

文化を作るに10年かかっても、崩すのは3日とかからない。。。

目に見えないものの価値。だいじですね。

アセンティアホールディングス
土屋
AssentiaHoldings
Akira Tsuchiya


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