事業仕分け。

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2009年 11月 18日 (水) 社長ブログ by Akira Tsuchiya

事業仕分けが旬だ。

 

これは法的強制力がないというが、このまま議論されたとおりに施行されると日本は近々に

潰れる。

 

思うに、国を司るのも会社を司るも同じ。長期的戦力に立って物事を判断することの重要性が、

この事業仕分けには見えない。

 

委員会は、お金がないのだから今年来年は必要ないと廃止を唱える。

官僚側は意味もなく今までの流れでお金が必要だと言う。

 

平行線。。。。。

 

企業では長期的な視点で物事を考えるトップが必要だ。

管理部門に何を言われても必要なものは必要といえる、肝の据わった人間がいないと

企業は成長しない。

創業者は間違いなくそうだ。肝の座ったサラリーマン社長もたまにいる。

 

国もおなじ。

 

この国の未来を本気で考えている人は、今の政界にいるのだろうか?

 

シンガポールは建国の父(会社で言う創業者)のリ・クワンユーの息子、リ・シェンロンが

現在ベリートップだ。

 

彼の講演を聞いた。

リーマンショックによる不況で合法的に一気に外国人の出稼ぎを国外に締め出した。

自国民に選ばれたトップなのだから自国民を守って当然。至極当たり前。

 

リ・クワンユー=シンガポール   リ・シェンロン=シンガポールだ。

その国の象徴。

 

それぐらいの胆力のある人間でないと

国を動かせない。

国が動かない。

 

寄らしむ可し、知らしむ可からず  論語(孔子)

 

八方美人で国民に賛同してもらうのは簡単だ。

誠に国を思い、将来の国のために意思決定していることを理解してもらうのは本当に難しい。

なぜならほとんどの国民が短視眼的だからだ。

本当に長期的にビジョンを語り、真の意味で 「知らしむ」 ことの難しさ。

これも企業と同じ。

 

そんなことから、事業仕分けが国のためになっているように思ってしまう。

短視眼的にはたしかにただしい、。。

 

今の日本の選挙制度では、肝のある人間が立とう!と思っても立てない。

 

2~3年しかその役割を担わない人間に、その先は見えない。

見えるはずがない。

 

企業も国も同じということだ。

 

アセンティア・ホールディングス
土屋 晃

Assentia Holdings,Inc.
Akira Tsuchiya


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